MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)とは

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)とは

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)とは2019年9月15日に開催される予定のオリンピック日本代表選考マラソン大会のことです。このMGCで男女各2名が代表に内定し、残り各1枠はMGC3位とMGCファイナルチャレンジに指定された大会で争います。

出場予定選手は下記の男子31名、女子12名です。(MGC出場権獲得大会で設定をあらかじめクリアした選手)

また、7月3日、日本陸連がMGC上位5人に、五輪の参加資格を与えることを国際陸連が認めた(五輪参加標準記録を突破したものとみなす)ことを発表しましたので、MGCのタイムが悪かった場合でも2位までは即時内定となります。
さらにMGCファイナルチャレンジの派遣設定記録は男女とも(特に男子)かなりハードルの高い設定タイムとなりましたので、9月15日のMGCにおいて3位であってもかなりのアドバンテージがあるとみてよいでしょう。

代表決定までのプロセスは下の図ような流れです。これまでゴタゴタのあったマラソン代表選考ですが、かなりクリアになったのではないでしょうか。
国内トップ選手がたったひとつのレースにこれほど集うことも初めてといってよいでしょう。
大注目のMGCは9月15日、男子は午前8時50分、女子は9時10分のスタートです。選手のみなさんの熱い走りを期待したいですね。

MGC

出場予定選手
〈男子〉
村澤明伸(日清食品グループ)
大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)
上門大祐(大塚製薬)
竹ノ内佳樹(NTT西日本)
園田隼(黒崎播磨)
設楽悠太(Honda)
井上大仁(MHPS)
木滑良(MHPS)
宮脇千博(トヨタ自動車)
山本憲二(マツダ)
佐藤悠基(日清食品グループ)
中村匠吾(富士通)
岡本直己(中国電力)
谷川智浩(コニカミノルタ)
大塚祥平(九電工)
中本健太郎(安川電機)
藤本拓(トヨタ自動車)
服部勇馬(トヨタ自動車)
福田穣(西鉄)
橋本崚(GMOアスリーツ )
岩田勇治(MHPS)
堀尾謙介(中央大学)
今井正人(トヨタ自動車九州)
藤川拓也(中国電力)
神野大地(セルソース)
山本浩之(コニカミノルタ)
河合代二(トーエネック)
高久龍(ヤクルト)
荻野皓平(富士通)
一色恭志(GMOアスリーツ)
鈴木健吾(富士通)

〈女子〉
前田穂南(天満屋)
松田瑞生(ダイハツ)
安藤友香(ワコール)
関根花観(日本郵政グループ)
岩出玲亜(ドーム)
野上恵子(十八銀行)
鈴木亜由子(日本郵政グループ)
小原怜(天満屋)
福士加代子(ワコール)
上原美幸(第一生命グループ)
前田彩里(ダイハツ)
一山麻緒(ワコール)

 

(2020/3/8 追記)
上記レースが全て終了した結果、男女各3名の代表が決定しました。

〈男子〉
中村匠吾(富士通)[MGC1位] 
服部勇馬(トヨタ自動車)[MGC2位]
大迫傑(ナイキ)[MGC ファイナルチャレンジ:2時間5分29秒]

〈女子〉
前田穂南(天満屋)[MGC1位]
鈴木亜由子(日本郵政グループ)[MGC2位]
一山麻緒(ワコール)[MGC ファイナルチャレンジ:2時間20分29秒]

また、オリンピック本番の日程・開催地が変更となり、男子は8月9日午前7時、女子は8月8日午前7時、共に札幌で行われます。
今回は選考方法が明確化された結果、かなりわかりやすい選考になったのではないでしょうか。さらにファイナルチャレンジで設定タイムをクリアすることは難しいと思われていた中、大迫選手、松田選手、一山選手の3名がタイムを突破しています。明確な目標タイムが設定されたことでレベルの高い高速レースが繰り広げられました。
オリンピック本番ではこの代表6名が海外の強豪選手たちにどう立ち向かうのか。今から期待に胸が膨らみます!